
グレース・ケリーとエルメスのカレ
1956年:すべてを変えたジェスチャー
1956年、グレース・ケリーは愛犬のプードル、オリバーを連れて有名なエルメスのスカーフを身につけていた。しかし、歴史に残ることになるのはこの写真ではない。
同年、グレース・ケリーはエルメスのスカーフを、骨折した腕を吊るすためのエレガントな装具として使った。それは実用的で、即興的なジェスチャーであり、偶然撮影されたものだった。しかし、この写真は世界中に広まり、エルメスのカレの地位を永遠に変えることになる。
グレース・ケリーとは?
オスカー女優であり、レーニエ3世大公と結婚してモナコの公妃となったグレース・ケリーは、ヨーロッパ貴族の気品を帯びたアメリカのエレガンスの理想を体現していた。アルフレッド・ヒッチコックは彼女をミューズとし、全世界が彼女に注目した。
彼女のスタイルは正確で、決して華美ではなく、常に適切だった。エルメスのカレはそれに完璧にフィットした。派手すぎず豪華で、冷たすぎずエレガントだった。
続く関係
これは単発の出来事ではなかった。グレース・ケリーは生涯を通じて定期的にエルメスのカレを身につけた。髪に結んだり、首に巻いたり、肩に羽織ったりした。登場するたびに、彼女のイメージとメゾンとの結びつきはさらに強まった。
2010年、ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館で開催されたグレース・ケリーをテーマにした大展覧会では、カレが主役となった。彼女が亡くなってから28年が経っても、グレース・ケリーとエルメスの絆は依然として強い。

